この記事では、「超伝導体」に関係する国内外の研究グループをまとめました!
ぜひ、大学進学・研究室選びの参考にしてください。
興味があればどんどんチェックしていき、イメージを固めていきましょう!!
(※HPの更新が過去数年なされていないものは除外しています。今回記載していない研究室でもまだまだアクティビティの高い研究室もたくさんあると思いますが、ご容赦ください・・・。また、ご依頼等あれば追加いたします。)
国内の研究グループ
東京工業大学 細野・神谷・平松・片瀬研究室
鉄系超伝導体のパイオニア、細野先生の研究室です。
(研究室の目指すもの) 独自の材料設計指針をもとに、新しい材料を開発する
・酸化物でシリコンを凌ぐ半導体デバイスを実現する。
・酸化物が持つ特有の結晶構造を利用して新しい機能を創る。
・材料研究の新しい潮流「ユビキタス元素戦略」
研究室HPよりもまずこちらを見るといいかもしれません。
↓
東工大HP 研究ストーリー「電子を巧みに操り、物質の潜在能力を引き出す ― 細野秀雄」
https://www.titech.ac.jp/research/stories/hideo_hosono_1.html
九州大学 超電導システム科学研究センター
超伝導システムの実現を目指して、 超伝導の基礎科学からシステム工学に及ぶ包括的な研究を推進しています。
(研究センターの主な活動)
・ボルテックスサイエンス・エンジニアリングによる超伝導理工学の確立
・超伝導による先進電気エネルギー、及び先端計測システムの基盤確立
材料科学部門、応用物性部門、エレクトロニクス部門、機器光学部門、先進電気システム工学部門と広い領域にわたる研究が行われています。
京都大学 雨宮研究室(大学院工学研究科 電気工学専攻 電磁工学講座 超電導工学分野)
“超伝導材料内部の目に見えない電磁現象およびその発現としての電磁特性の解明・把握に立脚し、常伝導では実現困難な医療・エネルギー・先端科学分野における各種システム・機器、超伝導を使ったエネルギー効率が高く環境に優しくコンパクト・大容量な電気機器の実現に向けた研究を展開しています。”
・ハイパフォーマンスコンピューティングを応用した計算機シミュレーション
・超伝導線・コイルの電磁・熱特性の実験的評価
「超電導」についての詳しい説明があります。「超電導」についてもっと知りたい人はぜひ!!
東北大学 小池・宮崎・加藤研究室(大学院工学研究科 応用物理学専攻)
“固体中の多数の電子が織りなすエキゾチックな物性(超伝導、磁性等)のメカニズムを種々の実験手段を用いて解明し、新しい機能性材料を開拓することを目指す。”
・新しい高温超伝導物質の探索的研究
・高温超伝導のメカニズムの解明をめざした基礎物性研究
・低次元量子スピン系物質におけるスピン熱伝導の研究
国外の研究グループ
ランガ・ディアス研究室
室温で動作する超伝導体を世界で初めて発見したディアス教授の研究室です。
↓↓↓ 詳しい記事はこちら ↓↓↓
ランガ・ディアス教授は、ワシントン州立大学で物理学を専攻し2013年に博士号を取得しています。ハーバード大学物理学部で博士研究員を務めた後、ロチェスター大学に入学し、極限状態(超高圧下)での水素の量子現象について研究しています。
高圧物理学の分野で国際的に認められた科学者であり、ニューヨークタイムズ、BBC、NBC、NPR、フィジックストゥデイ、ニューサイエンティスト、ケミストリーワールド、サイエンスニュース、ネイチャーニュースなどの有名報道機関で彼の業績が報道されています。
今回の研究が映像付き(英語)で紹介されています。